iPhoneに機種変更する前に、ぜひ知っておきたいのがデータの移行方法です。以前使用していたスマホから写真やアプリなどのデータの引き継ぎを行うために必要なことですので、ぜひ知っておきましょう。
本記事では、iPhoneに機種変更する場合のデータの移行方法や注意点などをご紹介します。
iPhoneのデータ移行方法は主に3つ
機種変更前にチェックしておきたいのが、iPhoneのデータ移行方法です。iPhoneのデータ移行方法は主に3つあります。
iPhone同士で直接データ移行を行う(クイックスタート)
iOS 11から行えるようになったのが、新旧のiPhone本体があれば簡単にデータ移行ができるようになった「クイックスタート」です。
iPhone同士をかざすだけで初期設定ができ、iCloudからの復元もできるようになりました。さらに、iOS 12.4以降であればあらかじめバックアップをしなくても、iPhone同士で写真やアプリのデータ移行が可能になります。
- クイックスタートの方法
クイックスタート中は新旧のiPhoneデバイスが使えない状態になりますので、使わなくても大丈夫な時間帯を選びましょう。
1.新しいiPhoneの電源を入れ、古いiPhoneの近くに置く。
2.古いiPhoneの画面に、新しいデバイスを設定するオプションが表示されるので、Apple IDを確認し「続ける」をタップ。
3.新しいiPhoneにアニメーションが表示されるので、アニメーションがファインダーの中央に表示されるようにする。
4.しばらくすると「新しいデバイスの設定を完了」というメッセージが表示される。
5.入力画面が表示されたら、古いiPhoneのデバイスのパスコードを新しいiPhoneに入力する。
6.画面上の案内に従い、新しいiPhoneでFace ID または Touch IDを設定する。
7.「デバイスからデータを転送」画面が表示されたら「続ける」をタップする。
古いiPhoneから新しいiPhoneへのデータ転送が開始されるので、データ移行が終わるまで2台のiPhoneを電源につないだままにしておく。
iCloudでデータ移行を行う
2つめはiCloudを利用してデータ移行を行う方法です。データをいったんiCloud上にバックアップし、新しいiPhoneで復元します。
ただし、iCloudの初期容量(無料分)が5GBなので、これ以上のデータがある場合は有料プランにするか、他の方法を利用する方がおすすめです。
またバックアップにはWi-Fi接続が必要ですので注意しましょう。
- iCloudを使ったデータ移行方法
古いiPhoneでの手順
1.「ホーム」→「設定」をタップ。
2.「Wi-Fi」をタップし、Wi-Fiネットワークに接続する。
3.設定画面に戻り「iPhoneにサインイン」をタップしサインインする。
すでにサインインしている場合は、Apple IDが表示されている。
4.「iCloud」→「iCloudバックアップ」をタップ。
5.「iCloudバックアップ」を「オン」にし、「OK」をタップ。
6.「今すぐバックアップを作成」をタップし、バックアップが完了するまでしばらく待つ。
7.バックアップが終わると、最後に作成されたバックアップの時間が表示される。
最新の時間が更新されていれば完了。
新しいiPhoneでの手順
1.「設定」をタップ。
2.「一般」→「リセット」をタップ。
3.「すべてのコンテンツと設定を消去」→「iPhoneを消去」をタップ。
4. 「→」を右にスライドし、ロックを解除する。
5.「日本語」をタップし、「国または地域を選択」で「日本」を選択する。
6.利用するキーボードにチェックを入れ「次」をタップ。
7.「Wi-Fi」をタップしネットワークに接続する。
8.位置情報サービスの「オン/オフ」を選び、「次へ」をタップ。
9.「iCloudバックアップから復元」をタップ。
10. Apple IDとパスワードを入力し「次へ」をタップ。利用規約に「同意する」もタップ。
11.バックアップした端末と日時を選択し、バックアップを選択する。
12.データの移行が開始されるので終了まで待って完了。
パソコンを使ってデータ移行を行う
3つめはパソコン(iTunes)を使ってデータ移行をする方法です。大量のデータを移行する場合は、iTunesを使った方が楽なケースもあります。
1.新しいiPhoneの電源を入れる。
「こんにちは」という画面が表示されるので、画面に従い設定を行う。
2.「App とデータ」画面が表示されたら、「「Mac または PC から復元」を選択。
3.古いiPhoneをバックアップしたパソコンに新しいiPhoneを接続する。
4.iTunesを開き、デバイスを選択する。
5.「バックアップから復元」からバックアップの日付とデータサイズを確認し、正しいバックアップを選択する。
6.暗号化したバックアップから復元する場合は、パスワードを入力。
7.データ移行が終わるまでしばらく待つ。移行が終わったら、新しいiPhoneの設定手順を最後まですすめて完了。
まとめ
iPhoneのデータ移行方法は主に3つあるため、データのサイズやパソコンの有無などに合わせて自分に合ったものを選びましょう。
どの方法を使ってデータを移行する場合も、事前のバックアップを忘れないように行うことが大切です。